2026年4月19日、沖縄県那覇市で開催された「第5回沖縄コーヒーフォーラム」に参加してまいりました。本記事では、コーヒーベルトの北限に位置する沖縄での国産コーヒー栽培の現状、産地が抱える課題、そして当社が手がけるベトナム産コーヒーへの示唆について、現地で得た気づきをご報告します。

第5回沖縄コーヒーフォーラム参加の経緯
弊社がお付き合いさせていただいている、ベトナム国内でカカオ農園を経営されている企業の社長のご紹介で、本フォーラムの主催者のお一人でもある琉球コーヒーエナジーHD株式会社 代表・髙木様からお誘いをいただき、沖縄でのコーヒー栽培の実態をより深く知るために参加させていただきました。

沖縄県は「コーヒーベルト」の北限|国産コーヒー栽培地としての挑戦
「沖縄でコーヒーが作られているの?」と驚かれる方も多いかもしれませんが、実は沖縄県は「コーヒーベルト」の北限に位置しており、国産コーヒーが栽培されています。
コーヒーベルトとは、赤道を中心におおよそ北緯25度から南緯25度(北回帰線〜南回帰線付近)の緯度帯を指し、この範囲にベトナムを含む世界の主なコーヒー生産国が集中しています。
沖縄県では主に県北部を中心にコーヒーが栽培されており、土壌や気温(寒暖差)など栽培環境が厳しいなかで、高品質なコーヒーづくりに果敢に挑戦されています。
沖縄コーヒーが抱える課題|ベトナム産コーヒーとの共通点
実際に一部の農園では高品質なコーヒー豆が収穫され、良質なスペシャルティコーヒーとして提供できるレベルにまで達しています。一方で、生産現場では以下のような課題も抱えているそうです。
- 品質の再現性
- 生豆の品質基準
- 流通経路の不透明さ
- 行政との連携の少なさ
これら沖縄コーヒーが抱える課題は、まさに私たちのベトナム産コーヒー豆の「日本市場でのブランド化」に向けた課題とも重なります。その意味でも、今回のフォーラムは、沖縄コーヒーが今後どのように課題を解決していくのかを学ぶ、貴重な情報収集の場となりました。
堀口珈琲研究所・堀口先生の講話で得た学び
フォーラムでは、コーヒー業界で著名な堀口珈琲研究所の堀口先生による講話もあり、私たちにとっても大変学びの多い時間となりました。スペシャルティコーヒーの品質評価や、産地と消費地の双方が持続可能な関係を築くための視点など、ベトナム産コーヒーの今後の取り組みにも直接活かせる内容を伺うことができました。
沖縄とベトナム、産地の挑戦から見える未来
沖縄とベトナム、それぞれの産地で取り組まれているチャレンジから得た気づきを、今後のベトナム産コーヒー事業にも活かしていきたいと考えています。
谷崎珈琲ビレッジでは、ベトナム産コーヒーの品質向上と日本市場でのブランド化に引き続き取り組んでまいります。今後の活動にもどうぞご期待ください。